October 14, 2003

 『晩春』

1949年(昭和24年)小津安二郎監督作品。

先ほどまでBS2で放送していました。恥ずかしながら、生まれて初めて小津監督作品を見ました。

今までのイメージとしては、映画マニアや評論家がこぞって絶賛するの作品。こんな感じです。とりあえず小津作品がマイ・フェイバリットなどと言っておけば通気取りできるなどと、作品を見ることなく穿ったを見方をしていました。しかし、それは私の愚かな思い違いでした。

ただ風景を写しただけの(捨て)カットに図像学的な意味があるのではないかと思わせたかと思いきや、笠智衆が泣かせる台詞をそれでいて淡々と聞かせる。まったりした映画と思わせつつ観客の右脳と左脳を上映中ずっとフル回転させるすごい作品だと思いました。

遅ればせながら、これからいろいろと作品を見てみたいと思いました。

投稿者 bitterbit : October 14, 2003 10:36 PM