October 07, 2005

 Mebius PC-DJ100M:Windows 2000 インストール・メモ

昨日にひきつづき、「Mebius PC-DJ100M」の話題です。今日はWindows 2000インストール・メモです。

まずは、メーカーのwebで情報収集です。幸いにもOSのアップデートについても以下のような情報がありました。

  • BIOSのバージョンは「DJ12VR13」にアップデートのこと(詳細
  • インストール中にキーボードが使用不能になった場合、無人インストールスクリプトを利用する(詳細
  • windows 2000用各種ドライバおよび、無人インストールスクリプトの提供あり(詳細

インストール中にキーボードが使えなくなる問題は、このマシンでは大丈夫だと高をくくっていたのですが、見事にキーボードが使えなくなりました。試しにWindows 98SE、Windows NT 4.0のインストールもチェックしましたが、こちらでは問題なくキーボードが使えます。どうやらこれはWindows 2000環境時の仕様のようです。

こうなるとインストールスクリプトを利用することになるのですが、readmeを見ると既存のパーティションが残ることと、FATでフォーマットされる旨の記載がありました。1パーティションでNTFSフォーマットの方が使いやすいので、そのようにセットアップされるように、スクリプトファイル「winnt.sif」に以下のような変更を加えました。

[Unattended]セクションに「Repartition=Yes」を追加する

このキーを追加するとハードディスク全体を1パーティションとして、NTFSでフォーマットすることが出来ます。HDDデータが残っている場合、内容が完全に消去されますので、十分に注意して下さい。それからこのファイルを使ってインストールを行います。方法は以下の通りです。

  1. スクリプトファイル「winnt.sif」をフロッピーにコピーする
  2. BIOS画面でCD-ROMを第一起動デバイスに設定する
  3. Windows2000のCDと1.のフロッピーをセットして、起動する

スクリプトのおかげでテキストモード(青い画面)のインストールは全自動になります。テキストモードが終了すると再起動を求められます。なお、再起動後のGUIモードのインストールからはキーボードが使えます。このようにしてようやく問題解決と思ったのも束の間、もう一つの問題が出てきました。

手元にあるWindows2000は、アップグレード版です。もちろんこれでクリーンインストールも可能ですが、インストールの途中でWindows NTのCD-ROMを要求される場面があり、そこでenterを押す必要があります。しかし、自動スクリプトではその場面で処理が止まってしまいます。調べては見ましたが、CD-ROM認証をスクリプトで対応する方法が分かりませんでした。

結局時間はかかりましたが確実な方法として、前もってNT4.0をインストールし、CD-ROMによる認証画面を出さないようにしてクリアしました。その後インストールは問題なく完了し、Windows 2000環境を構築することが出来ました。今回はPCの安さに飛びついたものの、それにはそれなりの理由があると言うことを、たっぷりと思い知らされることになりました。

投稿者 bitterbit : October 7, 2005 08:35 PM