November 03, 2007

 Singers 3「FOLIOLE#2」(KICS 2540)

注文していたCDが到着しました。女性コーラス・グループSingers 3の「FOLIOLE#2」と石川晶とカウント・バッファローの「OKINAWA」2in1です。

正確に言うと、Singers 3の「FOLIOLE#2」のボーナストラックとして、「OKINAWA」が収録されており、ライナーノートの内容も「FOLIOLE#2」がメインとなっています。個人的には、「FOLIOLE#2」の1曲目(タイトルトラック)を演奏しているザ・フリーダム・ユニティ(石川氏がdrで参加)と「OKINAWA」に興味があり、このためにCDを購入しました。タイトルトラック「FOLIOLE#2」は16分に渡る大作で、透明感のあるコーラスとタイトで緊張感溢れる演奏の対比に思わず唸らせられます。それ以外の曲は別バンドによる演奏になりますが、こちらもツボを押さえた演奏で、Singers 3の魅力を十分に引き出していると思いました。

それからボーナストラックの石川晶とカウント・バッファロー、1976年の作品「OKINAWA」ですが、全編ディスコビートを押し出した、軽快なサウンドで、どこか昭和の香りを感じさせる仕上がりとなっています。この作品のコーラスにSingers 3も参加しています。収録されている沖縄民謡「谷茶前(たんちゃめー)」でさえ、ディスコなアレンジで生まれ変わり、いい意味で裏切られてしまいました。今回はボーナストラック扱いのCD化ですが、ぜひ単独での発売もお願いしたいところです。

作品ごとに様々なスタイルで、リスナーを楽しませてくれる「石川のおじさん」の懐の深さに感服しました。これからも、次々と関連作品の復刻が実現することを期待したいと思います。


投稿者 bitterbit : November 3, 2007 11:54 PM