December 05, 2008

 ホンダ、第3期F1活動から撤退

1964〜68年の第1期、1983〜92年の第2期を経て、2000年から第3期のF1参戦を果たしていた本田技研工業が、2008年をもってF1からの撤退を発表しました。

世界規模の金融危機によって経済は混沌の中にあり、これ以上のレース活動は会社経営に深刻な影響を及ぼしかねないとの判断のもと、今回の決定がなされたとのこと。個人的には第2期、いわゆる黄金時代、セナ・プロ対決、マクラーレン+ロータスによるホンダ1-2-3-4フィニッシュなどが強烈に記憶に残っているのですが、ここ数年はどうもピリッとしない状況が続いていました。エンジンとシャーシが自前のフルワークス体制をとっていたこともあり、ただでさえ開発費がかさむところに度重なるレギュレーション変更が追い討ちをかけ、コストの高騰を招いたのは想像に難くありません。ファンとしてはできることならばもう一花咲かせて欲しかったところですが、それはチーム関係者も同じ思いでしょうし、彼らこそ一番悔しく思っているはずです。

来年は鈴鹿でF1日本グランプリが開催されます。ですが、スターティンググリッドに「H」のエンブレムをつけたマシンが並ぶことが無いと思うと、残念でなりません。

投稿者 bitterbit : December 5, 2008 11:43 PM