October 25, 2004

 「SUPER SUPER BLUES BAND」

唐突ですが、そういえばこんなCD持ってたかもシリーズ第一弾をお送りします。紹介するのは「SUPER SUPER BLUES BAND」です。シカゴ・ブルースの2大巨頭ハウリン・ウルフ、マディ・ウォータース、そしてボ・ディドリー。この3人によるセッションアルバムです。

セッションと言っても生半可なものではないです。演奏しながらウルフとマディの頑固オヤジが煽り合ってます「お前、これ歌ってみろ」。かと思えば、ボ・ディドリーの連れて来た女性コーラスが「ウワァーオ」といきなり奇声を発します。これが実にやかましいです。まさにカオスです。でも決して、滅茶苦茶ではないのです。バックではヒューバート・サムリン、バディ・ガイ、オーティス・スパンがしっかりとセッションを支えています。

レコード会社としては、3人のドル箱アーティストのセッションとくれば、ヒット間違いなしとソロバンを弾いたのでしょう。しかし、そこは海千山千の頑固ブルース職人、一筋縄では行くわけもなく、お互いに「ワシはワシのスタイルで行く」と一歩も譲りません。ボ・ディドリーはレコーディング中頑固オヤジに挟まれて気苦労が絶えなかったに違いありません。

このアルバムは、ブルースの頑固オヤジの意地と意地のぶつかり合いを窺い知ることができる、貴重な作品だと思います。

  • 「SUPER SUPER BLUES BAND」/ハウリン・ウルフ、マディ・ウォータース、 ボ・ディドリー(CHD-9169)

投稿者 bitterbit : October 25, 2004 10:52 PM