January 22, 2005

 カンフーハッスル

去年9月の『ディープ・ブルー』以来、久々に映画を見に行ってきました。今回は周星馳(チャウ・シンチー)監督・主演の『カンフーハッスル』です。

あらすじなど諸々については、公式サイトをご覧頂ければと思います。ここでは、簡単な感想をお送りしたいと思います。まず、なんといっても所々に織り込まれた周星馳のお約束ギャグ(ナイフを投げるくだりとか)がツボでした。私が見た映画館では、お子様が多くギャグ・シーンでは子供たちの笑い声に包まれ、それに紛れて私も大笑いしておりました。

そして、数々の対決シーンでは久々に気合の入ったカンフーを見た気がしました。それもそのはず、武術監督は袁和平(ユエン・ウーピン)と洪金寶(サモハン・キンポー)が手がけています。ちなみに、少年時代の主人公にカンフーの指南書を売りつける乞食は袁和平の実弟、袁祥仁(ユエン・チョンヤン)です。この人はジェット・リーの『マスター・オブ・リアル・カンフー〜大地無限』で道士役をやってました。

また、カンフー映画や武侠小説に親しんでいる方であれば、この作品がそれらに対するオマージュになっていることにお気づきかもしれません。袁祥仁が演じる乞食が取り出した指南書のタイトルは、有名な武侠小説に出てくる奥義の名前だったりします。

それらの知識があれば、より一層作品を楽しめるのは確かです。しかし、予備知識なしに見てもこの作品は一流のエンターテイメントであることに間違いないと思います。

投稿者 bitterbit : January 22, 2005 08:08 PM