February 23, 2005

 XQS『ぶっちぎりNO文句』

私の年代(30歳前半)ならば、「志賀ちゃん」と聞けば「おはようスタジオ」を思い出すのではないかと思います。

「おはようスタジオ」は東京12チャンネル(現テレビ東京)が放送していた、子供向けの朝のバラエティ番組でした。司会は「志賀ちゃん」こと志賀正浩さんと竹谷英子さんの2人。デビューした頃のチェッカーズとか、高橋名人も出演していたように思います。

この「おはスタ」では番組内で今で言うところのPVを流したりしていて、チェックの衣装を着たチェッカーズなんかを見た記憶があります。ほとんどのPVは記憶に残りませんでしたが、これだけは忘れられないひときわインパクトのある作品がありました。

それはスーツを着たオッサンと思われる人物が「ぶっちぎり〜、ぶっちぎり〜」と歌っているものでした。それだけならまだしも、目と口の部分が開いた紙袋をかぶっているのです。この異様なビジュアルが爽やかな朝の目覚めの中で浮いていたのは言うまでもありません。当時小学生だった私には彼がどんな人物だったのか知る術もなく、ただその異様なビジュアルと「ぶっちぎり〜、ぶっちぎり〜」フレーズが記憶に刻み込まれました。

前置きが長くなりましたが、今日ふとしたきっかけで「ぶっちぎり〜、ぶっちぎり〜」の正体が、XQS(エクスキューズ)の歌う『ぶっちぎりNO文句』という作品であると判明しました。

さらにこのXQSは、坂本九さんの覆面プロジェクトだそうです。いくら覆面プロジェクトだからとはいえ、本当に紙袋を被って覆面にすることはないと思うのですが。兎に角、長年の疑問が解き明かされてすっきりした気分です。

投稿者 bitterbit : February 23, 2005 05:21 PM