June 04, 2008

 「iPhone」国内発売はソフトバンクから

2007年1月の登場以来、国内発売が待ち望まれていたアップルの携帯電話「iphone」ですが、ソフトバンクはアップルと契約を締結したと発表しました。

「iPhone」は第3世代携帯電話で同じ通信方式(W-CDMA)を採用するNTTドコモとソフトバンクが獲得競争を繰り広げていました。一時期はドコモ有利という報道もあったようですが、最終的には強敵のドコモを下してソフトバンクが勝利を収めました。本日付のプレスリリースでは契約の締結以外には今年中に発売するとだけ述べられており、サービスの内容などの詳細については明らかになっていません。

アップルが絡む以上は、ディズニー・モバイルのようにMVNOによるビジネスモデルを採用することも考えられますし、単に端末ラインナップの1つとしての登場する可能性も捨てきれません。日本の携帯市場と言えば、独自の進化を遂げた生物が生息するガラパゴス諸島に例えられるわけですが、「iPhone」が新たな進化の要因となり得るのか、あるいは逆に取り込まれて消えて行く運命となるのか興味が尽きません。

あれこれと想像するのは楽しいのですが、今のところ情報が限られています。米国時間9日にはWWDC2008(アップルの開発者会議)が開催されますので、詳細について発表があるとみられます。そちらにも注目しておきたいところです。

投稿者 bitterbit : June 4, 2008 07:09 PM