August 25, 2008

 常陸野ネストビール「手造りビール工房」:いよいよ本番

水戸に1泊したのち、いよいよ「手造りビール工房」へ向います。

作業開始は10時となっており、9時23分発の水郡線に乗り込みました。ディーゼルカーに揺られること20分ほどで、目的地「常陸鴻巣」駅へ到着。そこから徒歩で5分、歴史を感じさせる酒蔵に「手造りビール工房」があります。工房では女性スタッフの方が迎えてくれました。本日のビール造りの先生です。右も左も分からないようない我々のような素人にも、わかりやすく説明をしてくれます。まずは、簡単なレクチャーを受けながら造りたいビールのスタイルを決めます。基本となるのは「ペールエール」、「ホワイトエール」、「アンバーエール」、「スイートスタウト」の4種類。ビールを試飲してイメージを膨らませます。ということで、今回は「アンバーエール」をベースに選択し、ホップの苦みと香り強調したレシピ(15L仕込み)を作成していただきました。

<モルト>
ペール ミューニック クリスタル ブラック チョコレート
5.7kg 0.9kg 0.7kg 20g 80g
<ホップ>
1st(ビタリング) 2nd(アロマ) 3rd(アロマ)
ノーザンブリュワー 40g カスケード 20g カスケード 65g

レシピが完成したら、モルトの計量→破砕→釜への投入→糖化→濾過→煮沸→ホップの添加→冷却の工程を踏みます。糖化の作業では細かく温度が決められており、バルブで加熱のための蒸気を加減し適温となるように気を遣いました(温度が高すぎると、必要な酵素が失われるとのこと)。また、濾過の作業では酸化を防ぐため、温水を継ぎ足しながら一定の水位を保つ必要があるのですが、ちょっと目を離した隙に麦芽の表面が露出してしまい、慌てて温水を足す失敗もありました。何もかもが初めてのことで、かなり必死の形相になっていたに違いありません。

何とか糖化と濾過をクリアし、煮沸工程に突入しました。麦汁が沸騰したところで、苦み付けのホップを投入。一瞬釜の表面が緑色の泡に覆われ、何とも青臭いホップの香りが立ち込めました。このあとの第2、第3の香り付けホップの投入は先生にお任せして、移転したの新ビール工場の見学へ出発しました。現在、5つの仕込み釜がフル操業で生産にあたっているとのこと。そのようなお忙しいところにお邪魔したにもかかわらず、快く応対していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、工房に戻り作業は佳境に。ホップを添加した麦汁を一気に冷却します。釜のバルブを開き、冷却装置へ送り込みました。装置を通過するだけで25度にまで冷やされます 。ここで、完成した麦汁を味見させてもらいました。モルトはほのかに甘く、ホップの苦みが強烈です。先生も思わず「苦いですねぇ」。でも、これは言わば原液の状態。これから、酵母が加えられることで、糖がアルコールと炭酸ガスに分解され、ビールへと生まれ変わります。

こうして、初めてのビール造りはちょっとした失敗もありましたが、何とか完了しました。手元に届くのは3週間後。どのようなビールがやって来るのか本当に楽しみです。木内酒造のスタッフの皆様、どうもありがとうございました。

投稿者 bitterbit : August 25, 2008 11:06 PM