March 23, 2009

 1FD linux ルータ

職場でテスト環境を隔離するためのルータを用意することになりました。

テストは長期に渡るものではありませんので、手間とコストはなるべく掛けない方法ということで、1枚のフロッピーディスクに収まるルータ専用のlinux(Thomas Lundquist氏によるfloppyfw)を利用することに決定。オフィスにはPentium IIIクラスの退役PCがゴロゴロしていますので、少しの間ですが現役復帰させることにしました。

スペック

  • CPU:Pentium III 533EB
  • NIC:3com 3c905C(eth0)/VIA VT6102(eth1)
  • OS:floppyfw

作業はまず、イメージをダウンロードしてフロッピーに書き込むことから始めます。フロッピーが出来たら、ディスク上の各種設定ファイルをエディタで編集します(windowsからでOK)。順番としてはネットワーク設定→FW設定となります。FW管理コマンド「iptables」の構文に馴染みがなく少々時間がかかりましたが、何とか作業を終えることが出来ました。ここで、実際に起動するためリブートをかけます。程なくログインプロンプトが表示され、ひと安心。以前は、eth1に当てたVIAのNICは癖があり設定に苦労したものですが、それはすでに過去の話のようであっさり認識されちょっとばかり拍子抜けしました。pingコマンドなどを実行して一通りチェックを行い、問題が見当たりませんでしたので、ルータの完成となりました。

決して万人向けの方法とは言えませんが、最小限のリソースで必要な機材を用意する事が出来ました。不況で何かと世知辛い昨今ですが、このような感じで知恵を絞りながら乗り切っていければと思っています。

投稿者 bitterbit : March 23, 2009 08:46 PM