January 17, 2010

 続・WILLCOMはどうなる?

WILLCOMが企業再生支援機構を利用した再建を検討中との報道がありました。

先だっては事業再生ADRを申請し債務の私的整理を進めるとの決定なされましたが、交渉が難航しているようです。この現状を打破しようと、企業再生支援機構に支援を仰ぐ方向で最終調整が行われているとのこと。機構による支援が行われる場合、JALに続く2件目のケースとなります。機構、ソフトバンク、投資ファンドであるアドバンテッジパートナーズの3者から出資が行われるとともに、メインバンクに数百億円規模の債権放棄を要請することになるそうです。

JALのケースを見てもわかるように、機構の再生手法は徹底的に不採算事業をつぶし、採算の取れる事業に重きをおくことかと思います。WILLCOMの2009年3月期決算では、純利益で約60億円の黒字にもかかわらず、これまでの設備投資、そして新通信規格XGPへの投資が重荷となり1千億円規模の負債を抱えています。これをふまえて、現規格を出来る限り延命させるような舵取りが行われる可能性も考えられます。そうなると、XGPのサービスエリア拡大は凍結などということも…。このままXGPがフェードアウトするようなことになるようなことがあれば、残念で仕方がありません。

とはいえ、これはあくまでも素人考えですので、軽く聞き流してください。ちょっとネガティブ過ぎたかもしれません。兎に角、ユーザとしては一刻も早く再建の一歩を踏み出してもらいたいと願うばかりです。

投稿者 bitterbit : January 17, 2010 11:51 PM