August 27, 2007

 海、山、そしてビール

昨夜はお気に入りのビールを大いに飲み、実に満足な夜でした。

今回の遠征は2泊のため、2日連続でタップルームへ向かうことになります。とはいえ、平日のオープンは17:00からですので、伊豆方面へと観光に出掛けました。目的地は韮山の「反射炉ビヤ」ブルワリーです。沼津を出発し、三島で伊豆箱根鉄道に乗り換え、伊豆長岡で下車。そこから「反射炉」行きバスで10分弱ほどのところにあります。ただし、バスは本数が少ないので、場合によってはタクシーを利用することになるかもしれません。

反射炉は溶解炉の一種で、江戸時代に「お台場」に据え付ける大砲を鋳造するために作られたものです。この反射炉のすぐそばにブルワリーがあり、周囲には茶畑や川が流れ、素晴らしい環境となっていました。反射炉の見学の後「反射炉ビア」を味わえるレストランへと向かいました。定番はペールエール「太郎左衛門」、日本酒の大吟醸用酵母を使用した「政子」、ポーター「頼朝」の3種類です。それに、季節ごとの限定醸造ビール(今回はピルスでした)を加えた4種のサンプラーを注文しました。この中では、やはりオリジナルスタイル「政子」のほのかな甘みと、フルーツ系の香りが印象的でした。

ほろ酔い加減で反射炉を後にして、修善寺へ。ここからバスに乗り、沼津港行きの高速船が出ている海沿いの戸田を目指します。バスに揺られて1時間ほどで、戸田に到着。船の出港までは時間がありましたので、しばし散策しました。ノラ猫が釣り人から魚を貰っているほのぼのとした光景に出くわすなど、マッタリとした漁港の一面を垣間見たような気がしました。

いよいよ高速船で沼津港を目指します。船は海上を滑るかのように進んでいきました。沼津港はタップルームの目の前の船着場に到着。海からバーへと繰り出すプチセレブな体験をすることが出来ました。その後は言うまでもありませんが、最高のビールを心行くまで満喫させてもらいました。


投稿者 bitterbit : August 27, 2007 11:11 PM